遺品整理ではほぼ必ずリサイクル品が出ます。それは故人が生前生活で使っていたもので、ごく最近ご購入されたであろうものも中にはあります。特に家電製品は年式などが記載されていますので、遺品整理の際もその表記を見て新しいかどうかが分かります。特に冷暖房器具を見ると遺品整理人の私として思う事があるのです。家電製品の冷暖房器具は体調、すなわち少し大げさに言えば命を維持するものです。お亡くなりになられる数ヶ月前の年式の家電製品であれば、この暖房を買われたのはお部屋が寒かったのかな？このエアコンを新しくつけたのは室内が暑かったのかな？などと思うのです。つまりそこに確かに生きた証を家電製品からも感じ取る事ができるのです。私たち遺品整理専門店のハートケア工房はそれらを出来る限り捨てず、少しでもリサイクルできるようコツコツと貯めています。



このように遺品を次の方に活かす事で少しは故人も浮かばれるのではないかと思うのです。いや、これはひょっとしたら私自身が納得するためだけの行為なのかもしれません。しかしそれでいいとも思うのです。何故ならその家電製品を活かしてくれて喜んで頂けるご遺族がいて、そしてその家電製品を次に使ってくれる方の喜ぶ顔の両方をいつも見ているからです。これは私自身遺品整理を行う上で非常にやりがいがあるのです。この気持をいつも忘れずに遺品整理に励んでまいります。

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