遺品整理を長年やっていますと
その遺品整理一つ一つにドラマがあるわけで、まるでそのドラマのいち出演者になったかのような錯覚を覚えることがあります。
理由としては突如その方の人生の一部に出演させていただくわけであり、そして私たちは自分たちで言うのもなんですが、重要なファクターを担っていると思っています。
良い遺品整理を行うか行わないかでその依頼者さまの今後の人生を左右しかねない事も多々あるのです。
もちろん相続問題、近隣問題、お金の問題と多様な要素が絡み合ってそれは言えるのです。
だから私たちは遺品整理と共にあるものを非常に大事にしているのです。
それは気持ちと言いたいですが、それだけだと不足していると思います。
遺品整理と共にあるもの。
それは紛れもなく依頼くださったご遺族の人生なのです。
シビアな言い方にはなりますが、亡くなった方を慎みながらもやはりそのかたの人生はそこで終わってしまったわけであって
実は一番大切なのは生きているご遺族の方たちなのです。
微力かもしれませんが、それを私たちは大切にし、この先のご遺族さまの新たな人生の門出にお力添えしたいのです。
なので遺品整理と共にあるものは、紛れもなくご遺族さまの大切にしないといけない人生なのです。
それを胸に今日も仕事に励みます。